「あなたの言葉で世界が変わる」
── 学院が目指す理想の外国語学習についてお話を伺います。駒﨑さん、まず最初に、なぜこのような語学スクールを立ち上げようと思われたのですか?
はい、率直に申し上げると、既存の語学教育に対する強い違和感があったからです。
私はこれまで、さまざまな国で外国語教育に携わってきました。その中で、「なぜそんなに多くの人が、学びに苦しむのか」「どうして言葉が身につかないのか」と常に問い続けてきたんです。
そして気づいたのは、「教育する側が、学ぶ側を見ていない」ということ。教える人が、自分の立場や知識に酔ってしまい、学習者を対等に扱っていない。これは本当に根深い問題だと感じました。
── たしかに、先生が上から目線で教えてくるという話は、よく耳にします。
ええ、私が最も嫌うのが、「丸暗記させて、押し付ける教育」です。
授業中に教師が偉そうにして、教科書の内容をただ読み上げ、知識の背景やなぜそうなるのかという本質に一切触れない。こんなやり方で、誰が納得して学べるというのでしょうか?
知識というのは、“なぜ?”という問いから始まるものです。東京外語学院では、そうした「納得感のある学び」を大切にしています。受講者には奴隷のように詰め込ませるのではなく、共に考え、共に深めていくことを徹底しています。
── 近年では、「外国語はただのツールだ」という見方も一般的になってきていますが、それについてはどうお考えですか?
私はその考えには真っ向から反対です。
確かに、言語は“使える”ものかもしれません。でも「道具」として見てしまうと、そこに宿る文化や思想、人間そのものを見落としてしまいます。
たとえば、ハサミは使い終わったら戻しますよね。でも外国語って、そうじゃない。学べば学ぶほど、それはあなたの内側に染み込んでいきます。まるでアイデンティティの一部になるように。
東京外語学院では、外国語を単なるスキルやステータスとして捉えるのではなく、「生き方そのものを豊かにするもの」として扱っています。
── たしかに、言葉には文化や歴史も含まれていますものね。では、よくある“ネイティブ信仰”についてはどうですか?
この「ネイティブ=正解」という考え方は、もう終わりにすべきです。
欧米人を広告に起用すればそれっぽく見える、というスクールも多いですよね。これは言語の本質をまったく見ていないし、逆に差別的な発想すら助長していると私は感じます。
大切なのは、その言語をどう使いこなし、どれだけ多様な視点を受け入れられるか。ネイティブかどうかなんて、学びの本質にとっては些細なことです。
私たちが外国語を学ぶのは、“新しい視点”を獲得するため。だからこそ、東京外語学院では、言語と文化と人間そのものを学ぶ場を提供しています。
── 東京外語学院では、どんな方を受講者として歓迎していますか?
一言でいうと、「本気で学びたい人」です。
スキルアップのため、資格取得のため、もちろん動機はそれぞれで良いんです。でも、それをどれだけ本気で追いかけたいかが、すべてです。
うちは“ゆるく楽しく習いたい”という方には正直向いていません。受け身の姿勢では、絶対に言葉は身につきませんから。
ただし、「今はゼロだけど、これから頑張りたい」という方は大歓迎です。本気で向き合ってくれる方に対しては、講師陣が全力で寄り添います。私は三顧の礼で講師を招いていますし、みんなそれだけの熱量を持っていますから。
「多様性を追求する外国語教育」
── 東京外語学院は「多様性を追求する外国語教育」を掲げていますが、それはどのような考えに基づいているのでしょうか?
はい。そもそも、「私たちはなぜ外国語を学ぶのか?」という問いを真剣に考えたとき、私はある結論にたどり着きました。
それは、AIや自動翻訳が進化している今だからこそ、言葉の本質から目を逸らしてはいけないということです。
便利さが増していく時代の中で、語学教育は「効率よくツールを使える人間を育てる」ことに偏りがちです。
しかし私たちは、「言葉とは何か?」「なぜ学ぶのか?」という人間の根源的な問いにこそ向き合うべきだと思っています。
その意味で、SDGsが提唱する“持続可能性”のように、言葉もまた「持続可能な人間社会をつくる力」を秘めていると私は考えています。
── 言葉を学ぶことが、社会への貢献になると?
そうです。
「言葉を学ぶ」という行為は、ただ外国人と会話ができるようになるとか、就職の選択肢を増やすといった話にとどまりません。
地球上に生きるすべての人々が、お互いの“違い”を尊重するための第一歩。
それこそが、私たちが掲げる外国語教育の本質です。
いま、日本は「失われた30年」と言われ、経済格差や分断が広がり、生きづらさを感じている人が本当に多い。
でもだからこそ、「違いを受け入れ、共に生きる」という視点が、これまで以上に大切になってきています。
── 「多様性」というキーワードには、強いこだわりが感じられます。
ええ、私には忘れられない感情があります。
「多様性」という言葉が使い古されている今、「いまさら何を言ってるんだ」と憤りを感じたことがあるんです。
人は、自分と異なる考えや価値観に出会ったとき、つい排除したり、軽んじたりしてしまう。
でもそれは、一時的な自己満足に過ぎず、本当の共存や平和とはほど遠い。
言葉を学ぶこととは、他者の存在を“自分ごと”として受け入れること。
つまり、「違い」に対して謙虚になれる人を育てることなんです。
── 東京外語学院が目指す社会像とは、どのようなものでしょう?
それは、「誰も排除されることなく、それぞれが自分らしく輝ける社会」です。
言い換えれば、“違いを尊重し合える社会”の実現に、外国語教育を通して貢献するということです。
これは綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、私にとっては生き方そのものです。
東京外語学院は、そのような理想を本気で実現しようとしている学びの場です。
だからこそ、「とりあえず英語ができればいい」という気持ちの方ではなく、自分の人生や社会の在り方と真剣に向き合いたい人にこそ来てほしいと願っています。
── 最後に、どんな受講者に来てほしいと考えていますか?
たとえ今のスキルがゼロでも構いません。
でも、「学ぶことを通して変わりたい」「社会に向き合いたい」という覚悟のある方に来てほしい。
私たちのレッスンは、単に知識を詰め込む場ではありません。
違いを恐れない心を育て、他者と共に在ることの尊さを実感する場でもあるんです。
多様性を本気で考え、違いを力に変えていくような仲間と、ここで一緒に学びませんか?
あなたがあなたらしく学べる場所として、東京外語学院はここにあります。